映画『Love In Tokyo』感想

 ついに首都圏も明日から非常事態宣言解除!!テレワークは続きそうだけど、色々やりたいことが溜まっているので楽しみ。本屋行ってウルドゥー語の参考書買いたいし、インド行く前に二輪の免許も取りたい。美味しいスペインバルにも行きたいよ~。

少し前のスタバ営業再開日に。Welcome backと書いてくれた♪

 さて、今日は伝説のクラシックボリウッド映画『Love In Tokyo』(1966)をようやく見た!!初めてインド行った時を始め、これまで色んなインド人に「『さよな~ら~』って歌知ってるでしょ??」と聞かれるもよくわからず、微妙な空気が流れたものでした。見なきゃ見なきゃと思いつつもネットになく、ボリウッドDVDの通販でポチっと購入。二千円台と日本価格ですが、発送が早く、問題なく視聴できてとても良かったです。

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***あらすじ(完全ネタバレ)***

 親を亡くした日印ハーフの甥っ子であるチク―をインドから日本に迎えに来たアショーク(写真右)。ところが、チク―はインド行きを拒み、逃げ出してしまう。チク―は路上で、同じく逃げている最中であったインド人女性のアーシャー(写真左)と出会う。アーシャーは財産の取引のために結婚を強制され、逃げ出したところであった。

 チク―を捕まえたアショークは、アーシャーとの出会いを果たす。ただし、資産家である実家から逃げていたアーシャーには、5000ドルの賞金がかかっていたため、アショークに自分の正体を伝えられずにいた。普段はシク教徒になりすましアショークとチク―と共に過ごし、合間を縫って、日本人になりすまして着物姿でアショークとデートをしていた。ところが、親指の傷が原因で、アーシャーの正体が判明する。

 アショークとアーシャーは結ばれるが、アショークの母親は猛反対。ところが、アショークが事故に遭い失明の危機となった際、元から婚約者であったサリターは盲目の人との結婚を拒むような発言をするが、アーシャーは自分の目を差し出しても良いと言うことで、アショークの母親の信頼を勝ち取る。二人は婚約パーティーを行うが、そこで再び、アーシャーと無理矢理結婚しようとしていた男が現れる。男はアーシャーをパーティー会場から連れ出し、(何故か)ヘリコプターで空港に向かうが、アショークはヘリコプターにつかまり、男を空中から突き落とす。そして二人は結婚へ。

 1966年の日本はとても新鮮だった。広島は原爆ドーム前厳島神社だけだったのでそこまで風景に変化はなかったが、東京については、東京駅と銀座がなんとか分かるくらい。とにかくフォトジェニックな場所をロケ地に選んでいるようで、芸者と派手に遊んだり、さっきまで東京のど真ん中にいたのにいきなり船橋の遊園地に行ったり、突然厳島神社で歌いながら追いかけっこしたり、上空から昔の東京を空撮したり、見ていて面白かった。車やバスもレトロで良い。東京オリンピックの直後ってこんな感じだったのかあ、みたいな。

 以下のブログで在日インド人の方が、50年間の景色を比較しています。日比谷公園や上野、気づきませんでした。すごい…!このブログによれば、インドの国営放送(Doordarshan)でも放送していたんですね。そりゃあ有名なわけだ。

50 YEARS OF LOVE IN TOKYO : 1966-2016 PHOTO STORY

http://experiencetokyo.net/50-years-of-love-in-tokyo-1966-2016-photo-story/

 ストーリーは、普通の古いインド映画という感じ。登場人物が必要以上に多くて冗長な印象を受けました。コメディーの要素もかなりあって、それはそれで面白いんだけど、おちゃらけたキャラクターは一人か二人で良いんだよな…。あと、主役以外の男女が結婚するシーンとかマジでどうでも良いと思った…。近所のネパール料理屋でダルバートをおなか一杯食べた直後だったせいもあり、途中途中カクンカクンしながら観終えた。3時間弱ですからね~。

 歌はキャッチ―な歌詞が多くて、日本の風景が生きていてすごく良かった!!映画を観終わったあと、廊下で『ジャーパーーーーン♪ラブ・イン・トーキョーーー♪』と無意識に口ずさんでしまった。マスクだと聞こえないかなと思いがちだけど、警備員は明らかに不安そうな顔をしていた。。。