ヒンドゥー教と日食

 今日6月21日は、ヨガの日+日食!!

 インド大使館や在日インド人がやってるオンラインヨガプログラムに参加しようかと思ったら二度寝してしまうし、日食は曇りで見れないしで結局普通の日曜日だった…。

 初めて知ったのですが、日食の日は、ヒンドゥ―教徒の人は外出や日中の食事を控えるんですね(普段から信仰心がさらさらない友人は「何それ?」という感じでしたが。)。気になったのでさらっと調べてみました↓

【2017年IndiaToday記事】Believe it or not: Indian myths and superstitions around the solar eclipse

https://www.indiatoday.in/lifestyle/culture/story/total-solar-eclipse-indian-hindu-myths-supersitions-rahu-surya-grahan-religious-rituals-lifest-1030644-2017-08-21

 こうした日食時のタブー等は、『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』等に描かれるヒンドゥー教神話の『samudra manthan(乳海攪拌)』に由来しているそう。

【記事をベースにざっくり調べてみた:ヒンドゥー教の世界における日食の起源】

 神々が力を失っていた太古、ヴィシュヌ神は海を攪拌しアムリタ(不老不死の薬)を手に入れるよう助言する。神々とアスラ(悪魔)とで海を攪拌すると、太陽や月、神々、家畜からギーまで(!)色々生まれる。同様に手に入ったアムリタを巡り、神々とアスラの間で戦いが起きるようになった。アムリタを手に入れるべく、アスラは神になりすまして太陽と月の間にやってくるが、月と太陽ヴィシュヌ神に、アスラが神になりすましていることを告げ口する。ヴィシュヌ神はアスラを斬首するが、アスラは既にアムリタを飲んでしまっていたため、頭だけが生き残る。生き残った頭(ラーフ)は、告げ口をした太陽と月に仕返しを誓い、齧ろうとする。しかし生き残っているのは頭だけであるため太陽と月を掴むことができず、長く齧り続けることができずに出してしまう。

乳海攪拌  http://ja.wikipedia.org/wiki/乳海攪拌    Samudra manthan  http://en.wikipedia.org/wiki/Samudra_manthan インディアナ, アルマジロ, スピリチュアル, 文化, ヒンドゥー教
乳海攪拌でググると面白い画像がいっぱい出てくる

 ヒンドゥー教神話って話が壮大過ぎたりよく分からん用語が死ぬほど出てきたりで正直あまり関心がなかったのですが、こうやって何かをきっかけに調べると面白いですね。ラーマーヤナにこんなシーンあったっけなあ??読み返してみたい。

 記事中盤以降に、瞑想推奨とか終わった後はガンガーで身を清めよとか分かりやすく書いてあります。睡眠もトイレもダメとは、厳しい…!仏教とほぼ同じなんて言われるヒンドゥー教、奥が深いっす。