映画『プレーム兄貴、王になる』

非常事態宣言解除後、初めて映画館に映画を観に行った。

ずっとNetflixAmazonプライム、EROSの三本使いだったので、久々に映画館に入って音の深さ(?)に感動。イスはふかふかだし映画館はいいのう…。

 新宿ピカデリー、マスク着けてないと入場お断りとの看板が。サーモカメラの前を通る。チケットももぎられずに目視のみ。隣同士で座らないようになっていて、全体で多分10人くらいしかいなかったような気がする。

このご時世に新作でもないインド映画をレイトショーで観たからか、なんか物好きそうな人が多かった。私も同じこと言われてそうだけど。

***あらすじ(完全ネタバレ)***

インドの田舎でチャリティー活動を行いつつ地元の演劇に勤しむプレーム兄貴(サルマーン・カーン)。チャリティー活動の中心を担う女性(後のマイティリー王女、ソーナム・カプール)に憧れる。

ある日偶然、市場で王国関係者を見かけたプレーム兄貴は、マイティリー王女にひと目合わせて欲しいと懇願する。意外にもすんなりと王宮に連れて行ってもらえることになったが、相続争いの事件に巻き込まれ意識不明となっていたプレーム兄貴と瓜二つの王子の代役を務めることに。

プレーム兄貴は、即位式で王宮にそぐわない振る舞いを連発するが、王族の仲違いを次々と解決していく。王子が復活し、プレーム兄貴は地元に戻ることになるが、マイティリー王女はプレーム兄貴に惹かれ、二人は結婚する。

意識的に作られた古き良きボリウッドという感じ。話はハッピーエンド、所々で笑えるシーンあり。流石に歌がちょっと多かったなー。

アヌパム・ケールがすごい良い味を出していたな。チビで小うるさい感じがすごくハマってて、最後はいいやつだった。

サルマーン・カーンの一人二役の演じ分けも凄かった。本物の王様役の時は、人を轢き殺したサルマーンという感じw プレーム兄貴のあの目をうるうるさせたシーンはあー役者だなーなんて思った。

この間、インドではスキャンダルが起きても自粛したり降板することはまずないという話をインド人の先生としていた。その先生は、サルマーンの映画は一切観ないようにしているらしい。私は観るけど。人を轢き殺しても主役で出続けられるボリウッド、恐るべし。