映画『きっと、またあえる』(原題:Chhichhore)

 更新が1か月も空いてしまった。8月からは前にいた職場で出戻り労働をしていた。配慮もあってかなり早めに帰らせてもらえてるし、色んな人が助けてくれているのでありがたい。とはいえやきもきした日々が続く。。

 今日は定時でさくっと上がり、6月に亡くなったスシャーント・シン・ラージプート主演、『きっと、またあえる』を観に行った。

 『きっとうまくいく(3 idiots)』みたいな邦題を毛嫌いしていたけれど、映画を観終えた後でポスターを見てみると、しっくりくる。笑いありの友情ドラマというだけでも十分良い映画だけれど、青春時代の話と親になってから起きた話が同時進行で進んでいく見応えのある映画だった。エリート工科大という設定だけどほぼヒンディー語なので語学の勉強的にも良し(使うチャンスが一生ないようなスラングも覚えられる)。

考えてみれば、青春時代の友人との再会を機に物語が始まるところとか、工科大が舞台なところとか、落ちこぼれでも人生は開ける!(ただし設定は有名大)みたいなメッセージとか、色々と3 idiotsそっくりですね。でもあまり違和感なく見れたような気がする。

 スシャーントはPKしか見たことがなかったけど、この映画でも表情がとても繊細で、この時も色々映画界で悩んでいたのかな…などと色々考えてしまった。ああいうかっこいいけど優しさがにじみ出ている感じのインド人俳優って他にいないかもしれない。

 女優は前回ブログで書いた『サーホー』と同じシュラッダー・カプール。前回は未熟なスパイみたいな感じだったけど、お母さん役もはまっていて良かった。他は無名俳優ばかりだったけど(私が知らないだけかも)、どの人も「あ~こんなインド人いるよね~」って感じで普通におもしろかった。

 スシャーントを巡っては、ガールフレンドのレアを巡るスキャンダラスな話ばかりが目立っているけれど、真相が解明されて、ボリウッド界の風通しが良くなりますように。本当に才能あふれる方を亡くしたんだなと感じました。。合掌。