Rab ne bana di jodi

新しい部署に来て早3週間。難しい英語を読む機会が増えた。インドに行けなくてこの部署に送り込まれたのも、英語勉強しろ!というガネーシャ神の思し召しなのかなと考えることにします。。。

ブログ更新を怠っている間に、インドの累計感染者数はブラジルを抜いて世界2位に。この増え方だとアメリカを抜くのもそんなに時間がかからなそう。

少し前はコンビニのおでんやハロウィンの飾りを見るたびにあぁなんで私はまだ日本にいるんだよ〜なんて思っていたものの、最近はボジョレヌーボー楽しみだなーと考えている自分に気づいた・・・。

Youtube規制が厳しくなっているインド映画ですが、インド人の先生にオススメされたEinthusanというサイトで『Rab ne bana di jodi』を今更見た。

雑なあらすじ(ネタバレ)

今時の女の子タニー(アヌーシュカシャルマ)は結婚式を開くものの、新郎が事故で亡くなってしまう。彼女の父は信頼のおけるオタク系サラリーマンのスリンダル(シャールクカーン)と結婚させる。結婚式でタニーに一目惚れしていたスリンダルは喜ぶが、タニーはスリンダルに対し、あなたと恋に落ちることはないと宣言する。そこから冷え切った夫婦生活が始まる。
スリンダルは、美容師の友人の協力を得て今時のイケメン風なスタイリングをしてもらう。そのままタニーが通うダンス教室を覗きに行き、偶然が重なりタニーとダンス大会のペアになる。
タニーはダンス大会のペアが自分の夫であることに気づかない。スリンダルはタニーに対して自分の正体を打ち明けられず、ラージという別人のふりをする。2人は仲良くなるが、ラージがタニーに告白をしたところ、タニーは傷つき2人の中は決裂する。タニーとラージの2人で出る予定だったダンス大会には、ラージではなくスリンダルとして登場し、そこでタニーはようやくラージが夫だったことに気づき、2人はハッピーエンドを迎える。

挿入歌とか、パーニープーリー競争やバイクチェイスのシーンは割と有名で知っていたんだけど、なぜかずっと観ないままきてしまった。そういう映画結構ある気がする。今、猛烈にパーニープーリーが食べたいし、アムリトサル行きたい。。。

婚約者がいるけど努力して略奪婚!はインド映画あるあるだけど、結婚式のシーンから始まるのは斬新で、最初からワクワクしながら見れた。平凡だけど理解ある夫のRajに気持ちが惹かれていった。シャールクカーンはこういう風変わりな役が似合う。

ただ、オタク系旦那スリンダルと、ラージというイケイケ?ダンスパートナーが同一人物だということに気付かないのは設定に無理ある。

夫のスリンダルの愛情に妻が気づいて最後に結ばれた時、”Tujh me rab dikhta hai.(君の中に神が見える)”をやたら連呼するんだけど、それもやっぱりぶっ飛んでてついていけず。。。神が見えたら人のことを好きになれるんですか。。。危なくないですか。。。まあそこも含めてインド映画と思えば新鮮で面白いのですが。

この映画で一つ残念だったのは、日本の相撲の描かれ方。力士がrajのことを蹴ったりしてて、なんか図体のでかい悪者が弱い人を虐めているみたいな描かれ方で、結構がっかりでした。Rajが普通のサラリーマンだから日本に対して無知という設定(日本の正座のことをヨガだとか言っていた)はいいですが、あの意地悪力士のシーンは良くない。。。

総合的には普通に面白い娯楽映画だった。ダンスシーンではシャールクカーンが過去に共演したKajolやPreity Zintaが出てきて、インド映画好きにとっては嬉しいハプニング。yash rajフィルムはそういう技法がうまい気がする。