映画『Zindagi na milegi dobara』

お祭り感が全くないまま、お祭りシーズンが終了。来週には大学の授業が始まっていると思うとガクブルです。そもそも行く予定のコースについての情報がなさすぎる。シラバスは20年近く前のしかもってないし、コース自体本当にあるんだろうか。留学生の入学手続き期間は月末までとされているにもかかわらず、どうやら既に新学期が始まっているコースもチラホラある模様。トホホ。。。

唯一お祭りっぽい出来事。私の処遇を哀れに思ったホテルからのサービス。

時間があるのも今のうちということで、『Zindagi na milegi dobara』をようやく見た。ずっと見なければと思っていたためか、結構昔の映画だと思い込んでいたんだけど、2011年の映画だった。タイトルはやたらよく聞いていたけれど、監督が『ガリーボーイ』のZoya Akhtarだったとは!期待大です。

あらすじ(ネタバレ)

男3人の友情物語。結婚を控えたカビール(Abhey Deol)のバチェラー旅行をするために、国外でバリバリ金融マンをやるアルジュン(リティックローシャン)、コピーライターのイムラーン(Farhan Akhtar)がスペインに一挙に集まる。再開に喜ぶのも束の間、皆それぞれの人生でなんらかの問題を抱えていることに気づく。アルジュンは仕事中毒と化していたが、旅先でのライラ(カトリーナカイフ)との出会いをきっかけに人生を見つめ直し、イムラーンは記憶すらない生みの父に会いに行き、カビールは2人の友人の助言をきっかけに、婚約者(Kalki Koechlin)との結婚を思い直す。

素直に良い映画だった。『3 idiots』みたいな素直に再開を喜ぶドラマではなくて、昔仲良かった友人の変化に驚き戸惑いつつも、結局はお互いがお互いのことをよくわかっていて、人生を軌道修正してくれるという物語。実際、昔仲良かった人と再会すると環境や考え方が変わっていて、昔みたいに盛り上がれなかったり、でも昔のことを知っているからこそ本人に響くアドバイスをしてあげられたり、またはしてもらえたり、観ていて「あ〜あるある」と頷ける映画だった。

そしてキャストも地味に豪華。ただ、この映画のリティックローシャンはそこまでカッコよくなかった。。。今年日本で公開された『War』はイケてるおじさんキャラという感じだったけど、2011年頃は過渡期?だったのかもしれない、なんて勝手に考えながら見ていた(超余計なお世話。。。😂)そして、Farhan Akhtarってこの人だったのね!監督のイメージが強いけれど結構いろいろ出ているんですね。そして『Bhaag Milka Bhaag』のミルカってこの人だったの?!映画を見終わったあとキャストをチェックしていて驚きました〜。

ボリウッド映画でスペインは、馴染まない。。トマト投げる祭りやフラメンコとのコラボがあったけれど、正直無理やり感の拭えない微妙なコラボだなと思いました。

ただ、最後の闘牛は斬新で面白かった!一人一人問題を解決していく中で、最後20分くらいになってもカビールの結婚問題が解決されず、「どうするのよ?!」と思いながら鑑賞。闘牛を使った賭けに出るとは、予想外で面白かった〜。イムラーンの実父との面会も、典型的な感動の再会的なやつじゃなくて良かったし、よく練られていて、でもとっ散らかってない良い映画でした。Zoya Akhtar万歳!

部屋からの景色。窓がなかったり落ちそうだったりしているのがすごく気になる。もしかしてわざと!?